=キング of ビースト=




「そっか。」


私は優しく微笑むと、夜琉の頬に右手をのばす。



時計を見ると12時すぎ、お母さんの出張から3日目。


あと3日したらお父さんと一緒に帰ってくる。


あと3日間は夜琉とずっと一緒に居れる。


夜琉の頬に手を這わせたら『ぷにっ』とつまんでみた。


夜琉を見ると口角を上げ


「いい度胸だ。」


と言って優しくベッドに押し倒す。


「ふふっ♪」


私は楽しくて声を漏らして笑った。