私は蹴った時にズレたテーブルを元に戻しながら夜琉に言った。 「私足癖悪いの。」 「…意外だな。」 「よく言われる。」 「でもあんま暴れんなよ。」 「分かってる。」 「ならいい。」 「何も聞かないの?」 「何を聞くんだ?」 「弘樹とのこと。」 「ああ、別に。」 「心配じゃないの?弘樹のこと。」 「あー弘樹は大丈夫。」 「なんで?」 「勘。」 「プッ!!」 私は笑ってしまった。