「お前さぁ、なんで夜琉なの?」 弘樹は雑誌から顔を上げることなく聞く。 「好きだから。」 「紅雨や璃玖も好きなんじゃねぇの?」 「好きよ。もちろん弘樹も。」 「じゃあ、なんで夜琉なの?紅雨とかでも良いじゃん。」 「ダメね。」 「なんで?」 「知らない。」 「はっ?」