そのままソファーに深く腰掛けると私の肩に腕をまわしてから脚を組んだ。すると ガチャ と言う音と共に騒がしい声が聞こえてくる。 「璃玖!!なんであんな起こし方すんだよ!!!」 「紅雨が起きなかったから。」 「だからって蹴らなくても良いだろ!?」 「紅雨五月蝿い。」 「弘樹は関係ないんだから話に入って来ないで!!」 「ちっ!!!」 「あ♪由莉ちゃんお疲れ様。」 「俺無視すんの!?ねぇ無視?璃玖のくせに!!」 五月蝿い。紅雨可哀想だけど五月蝿い。