すると人一倍警戒心の強い侑が言うと、次々に声をあげる那龍たち。 「何言ってるんですか!!由莉さんは俺達の仲間なんスから当たり前です。」 「そうっスよ!!」 「由莉さん最高っス!」 こう言っているが那龍の下っ端たちは悔しそうだった。 頬をケガして痛いためか、とぎどき顔をしかめる。 けれど那妃はやっぱりすごい人で、ケガなんて気にする様子もなく言った。