と言って夜琉をベッドに座らせると、一度洋服をとりに家に帰ったときに持ってきた髪をセットする道具が詰まったボックスを開ける。
夜琉はそれを見てびっくりしていた。当たり前だと思うけど。三段構造になっているボックスにギッシリ詰まった道具たち。
家にはもっとある。
私はそのボックスから、水の霧吹きやくし、ワックスやピン必要な物を全部出すと、夜琉のメッシュの入った髪をいじりだした。
30分ぐらいたった頃。
「出来たっ♪」
夜琉の髪は綺麗に整えてあった。
「ああ。」
少し長め夜琉の髪は全然傷んでなくて、ワックスで立ててあったのに、簡単にくしが通った為やりやすかった。

