「~~っ」
こんな人が私の彼氏で良いのかと思う。特攻服を着ている夜琉はかなり似合っていて。
黒い特攻服には後ろに大きい対の龍が2匹。金の糸で刺繍されていて、肩には那龍13代目とかかれており白のラインが肩から袖口まで引いてある。
特攻服の中は普通のTシャツで下は白のスウェット。
結局スウェットじゃんと思ったが、普段見ることのできない夜琉に心臓が暴れる。
あまりにも綺麗すぎて、夜琉の存在が信じられなくなる。
平常を装って
「夜琉。」
と、呼び掛ける。
「由莉、大丈夫だからシップ貼れ。」
「うん。夜琉。」
「なんだ?」
「こっち来てっ。」

