=キング of ビースト=




「喋んな。」


「…。」


私は夜琉を睨みつける。


「口。」


言葉が短すぎて理解不能。

口がなんですか?って目で夜琉を見る。


「いてぇだろ。」


ああ、そう言うことか。と納得したのはいいが、あっという間にカッターシャツの半分を脱がさた。


文句を言おうとして夜琉を見たが、夜琉は顔を歪めて私の肩を見ていた。その顔が今まで見たこともないほど苦しそうな顔で、何も言うことができなかった。