倉庫につくと入り口前にゆっくり車を止めた。 運転手が下り後部座席のドアを開ける。 そこから出てきたのは ‐狼那連合同盟‐ ‐ロウナレンゴウドウメイ‐ 総トップ ‐那龍ナリュウ‐総長 ―長谷 夜琉ナガタニヨル― だった。 この関東で知らない人はいないと呼ばれる程、有名な男だった。