家に帰ってからも頭にあるのは咲って子のことだけ。 「っっ」 ご飯も食べる気になれなくて、どうしてこんな気持ちになるんだろう? 別に夜琉のことはどうでも良かったはずなのに。 咲って子のことを璃玖に聞いてみようかと思ったけど、聞くのが怖くて、どうしようもなかった。 夜琉はなんで着信音をあの子だけ変えていたんだろう? 大切な子なのかもしれない。 あぁ。