足がくっつきそうなくらいの距離に、あたしはドキドキしてる。 イスを少し動かせば届いちゃいそうな、足と足。 おどけたように分からないフリをして ちょっかいを出せば手だって触ることの出来る‥ 距離。 小さな距離、 近いのに、こんなにも距離を感じて。 「‥衣ちゃん、琉衣ちゃん。」 『はい!?』 「聞いてた?(笑)」