「俺、ブルガリの香水好きなんだけどさ、超いい匂いじゃね?」 「つか俺もブルガリ持ってんだけど。」 「まぢ?!一緒かよ‥」 高島先生と話しているのは、神乃翔基って人。 この人とは中学校も違うからお互い全然知らなかったんだけど 塾で木曜と土曜はいつも同じ授業の時間だったから存在を知るようになった。 しかもその授業の先生は高島先生。 彼も、高島先生の担当の生徒の一人。