「想いを伝えられるのは羨ましいよ。 俺は音信不通のまま自然消滅しちゃったからなぁ。」 『彼女と自然消滅したの?』 「一年前ぐらい経ったけどね、もう。」 『遠距離?』 「元々はこっちにいたんだけど、東京に就職で行って、それから連絡が来ないまま☆」 『そうなんだ‥』 いつも笑っていて、元気なイメージの先生からは想像もつかないことだった。