次の授業でテンションがた落ちのあたしに気づいた高島先生が、声を掛けてきた。 「琉衣ちゃん、どした!?」 『ん~、ちょっと失恋?』 「何々、彼氏いたの?」 『いるけど他に好きな人出来たのね、でもその人の好きな人があたしの友達だってさっき分かってさぁ‥。』 「それって浮気じゃないの?(笑)」 『‥うるさい。』 笑いながら高島先生は言った。