「これ、こないだのプリントだから解いとけ。」 『えぇ~?! あたし高校に入れるレベルだからいらない!』 「いーから、やっとけ。」 『‥‥』 無言のまま、あたしは教科書を持って自分のクラスへ戻った。 嫌いだけど、色々心配してくれてるから 完璧に嫌いにはなれない先生なんだよね。