名札には【高島 京】 と書いてある。 男の先生だ‥。 やっぱり、ダメ。 あたしは男の人と話せない。 恐怖症とでも言うのかな、こういうのって。 高島先生が来た途端、 あたしは反射するかのように顔をそむけた。 「琉衣ちゃんって、男の先生ダメなんだっけか?」 気づいた美人先生が、あたしの席へと戻ってきた。