princess&prince



ーーーーーー。



パチッ………


あっ…



あの後寝ちゃったんだった…



そういえばリク君から返信来てるかな…?


携帯を開いても,メールは来ていなかった…



どうしたんだろ…



なんかあったのかな…



コンコンーーー。



『お嬢。失礼いたします。』


『こないだ,お嬢がおっしゃっていた件について少しずつ情報が集まっています。』


『何かわかったことはあるか?』



『はい。ヤってきた奴らはこの間の,嵐山界だと思われます。』



『嵐山界…?』



嵐山界というのはこの間私が乗り込もうとした組だった…



もしかして…



私がこの時考えたことはぴったりと当たっていた。