そうこうやっているうちにあの夢の国の遊園地に着いた。



初めていったわけじゃないけど、久し振りだから、すごくテンパってた。
まるで、子供のように楽しむ私たち。




「ね、次あれ乗ろう!!」
と指をさしたのは、ここの遊園地で一番怖いとされているジェットコースター。

すごい絶叫声が聞こえる。



実は、私、あんまり好きじゃないんだよね・・・
「大丈夫!!早く行こう」


絵里に背中を押されさっそく乗り込む。
「あ、足ガタガタするよ…」
出発する前はすごく怖くて手に何回も『人』って書いて飲み込んだ。
全然緊張取れないじゃん!!



「ほらほら、出発するよ」
「あ、ごめん」


あ~こわいなぁ…


死んだらどうしよう。もし事故とか起きたら…


ギュッっと前にあるレバーをつかんだ。


「キャー、そろそろ落ちるねぇ」


絵里は相変わらずニコニコしてるけど、私はそんな余裕ない!!


次の瞬間、私は叫びとともに、瀕死状態になったのだった…