事は夜に起こった。 広い食堂での食事を終えて部屋に戻る途中のこと。 未来から伝言が届いていた。 『今日の11時30分に図書室前に来て下さい』 内容はそれだけだった。 しかし、この学園の消灯時間は10時半。 どうやって部屋を抜け出せばいいんだろうか。 その上メモの下のほうには…。 『このことは他の生徒には一切話さないこと』 と小さく書いてある。 これを必ず守らなければいけないのだろう。 ずっと考えているうちにいつの間にか約束の時間の15分前になっていた。