「愛する貴方は、もう…いない……」
その言葉だけが頭の中を黒く染める。

私はただずっと窓の外を見つめる。

雪が降っている。

なぜだか景色が歪んで見える。

外は私の心とは裏腹に純白だった。
「綺麗…」