「よしっ!ごはんの準備だ!」
「はぁーい」
桜は制服を脱ぎ捨てて、エプロンをつけた。
「俺なにすればいいの?」
「今日はお客さんだから座って待ってて」
明日からはちゃんと働いてもらうから(笑)
「ままごはんなぁに?」
「オムライスだよ〜」
桜は喜んでいた。
「よーし。智季ごはんだよ〜」
「ういー」
みんながテーブルにつくと、桜が
「しんこんさんみたーい」
「桜どこでそんなこと覚えだの?」
「みゆきちゃんがね〜おしえてくれたんだぁ」
「ちょっとなに教えさせてんのよ!」
智季を思いっきり睨んだ。
「え?俺教えてねぇし」
「まま〜。おなかすいた」
桜がだだこねる。
「はいはい。いただきまーす」
桜は口いっぱいにオムライスをほおばった。

