「男なんてみんな同じだってぇ、今気持よくしたげルネ」 耳を塞ぎたい。 聞きたくない。 「そそ、白石だってヤレルなら誰でもよかったんだよぉ」 分かってる。 そんな事分かってる。 私に価値なんてなくて、私がいない方がいい事くらい分かってる。 「……いや…もう、やめて…」 聞きたくない。 声が震える。 あのまま、養父に殴られていればよかったのかな。