そして、瀬那と話したあと、一人で家の近くの河原へ行った。

『はぁ〜』
あたしは、ため息をした。
あたし、間違ってないよね?
これでよかったんだよね?
でもなんだろ・・・
心がモヤモヤする。

このモヤモヤは何・・・?

あたしには、分からなかった。

もう今は、このこと忘れよう。

もう瀬那を応援するって決めたんだから。

『あっ・・・。』
あたしは、忘れかけてた事を思いだした。
いや、忘れようとしていただけだったのかもしれない。

お母さん・・・
お父さん・・・
元気にしてるかな?

風邪ひいてないかな・・・?
喧嘩してないかな・・・?

もう会えないのかな・・・??

お母さんのあの涙の理由は何なの・・・?


あたしは、瀬那の事、親の事で頭がパニックになってた。

意味無く・・・泣いた。
涙が溢れてきた。
自分が泣いてる理由さえ
わからなかった。

ただ・・・全部、涙で流すかのように
泣いた・・・。

きずくともう
7時を回ってた。

あたしは、家に帰って
準備されていた夕食には、手をつけず、部屋に戻った。

おばあちゃんちに言って1ヶ月・・・。
おばあちゃんは、あたしに一言も喋ろうとはしない。
なんでだろう・・・