『美味しい?』
「うん」
笑顔で頷く綾に何でそんな事を聞いたのか自分でもわからないけど、かなり戸惑っていた。
「食べないの?」
『食べるけど……』
「大丈夫だよ! 浦ちゃんは怒らないから」
『浦、ちゃん?』
それあだ名……?
『綾……』
「なに?」
『さっき、繭乃くんの後ろにいた人って』
「かっこよかったね?」
『うん…、その人さ』
「もしかして好きになっちゃった?って葉瑠には緒方がいたか」
『ちゃんと聞いて?!』
さっきからまともに取り合ってくれない綾に、つい強い口調になってしまう。
「ごめん」
『ううん、その人ね、友達にソックリなの。似てるんだけど、似てないっていうか』
「なにその曖昧さ」
『名前呟いたら睨まれちゃった……』
苦笑する私に、意を決した顔で「実はね…」と切り出した。
「うん」
笑顔で頷く綾に何でそんな事を聞いたのか自分でもわからないけど、かなり戸惑っていた。
「食べないの?」
『食べるけど……』
「大丈夫だよ! 浦ちゃんは怒らないから」
『浦、ちゃん?』
それあだ名……?
『綾……』
「なに?」
『さっき、繭乃くんの後ろにいた人って』
「かっこよかったね?」
『うん…、その人さ』
「もしかして好きになっちゃった?って葉瑠には緒方がいたか」
『ちゃんと聞いて?!』
さっきからまともに取り合ってくれない綾に、つい強い口調になってしまう。
「ごめん」
『ううん、その人ね、友達にソックリなの。似てるんだけど、似てないっていうか』
「なにその曖昧さ」
『名前呟いたら睨まれちゃった……』
苦笑する私に、意を決した顔で「実はね…」と切り出した。


