『ただいま!』
「おかえり」
おばあちゃんの笑顔をみるとホッとする。
『お母さん来てたんだね』
自然と母の話になった。 お昼を回った頃、珍しく仕事が早く片付いたからと突然帰ってきたらしい。おばあちゃんは「またすぐ出かけるでしょうよ。」と忙しなく言った。私もおばあちゃんと同意見だった。
どうせまた呼び出されて、「ごめんねぇ」なんて言いながら出ていくのがオチなんだから。
『そう言えば、お父さんは?』
思い出したように聞くと、おじいちゃんの所にいると言われた。
「顔でも出してきたら?」
『んー…いいや、めんどくさいし』
小さな壷から梅干しを1つ取り出すと、そのまま口に放り込んだ。
『んー…すっぱ!!』
「ちゃんと手を洗ってから食べなさい」
呆れた声を聞きながら台所を出ると、居間には入らず二階に上がった。
別にケンカしてる訳じゃないけど、久しぶりに会って照れくさいのと、二人でいるのがなんだか気まずくて、まともな会話をする事なく二階に上がった。
「おかえり」
おばあちゃんの笑顔をみるとホッとする。
『お母さん来てたんだね』
自然と母の話になった。 お昼を回った頃、珍しく仕事が早く片付いたからと突然帰ってきたらしい。おばあちゃんは「またすぐ出かけるでしょうよ。」と忙しなく言った。私もおばあちゃんと同意見だった。
どうせまた呼び出されて、「ごめんねぇ」なんて言いながら出ていくのがオチなんだから。
『そう言えば、お父さんは?』
思い出したように聞くと、おじいちゃんの所にいると言われた。
「顔でも出してきたら?」
『んー…いいや、めんどくさいし』
小さな壷から梅干しを1つ取り出すと、そのまま口に放り込んだ。
『んー…すっぱ!!』
「ちゃんと手を洗ってから食べなさい」
呆れた声を聞きながら台所を出ると、居間には入らず二階に上がった。
別にケンカしてる訳じゃないけど、久しぶりに会って照れくさいのと、二人でいるのがなんだか気まずくて、まともな会話をする事なく二階に上がった。


