「恋は盲目って言うし!それにみんなダサカレって言うけど、もしかしたらこの学校の中に緒方を好きな人が、稀にいるかもしれない。
葉瑠はその稀な人が羨むことをしてるの。」
『羨むこと…?』
コクリと頷き先を続けた。
「葉瑠は緒方と話が出来る、昼休みの間中ずっとそばに居れる。オマケに同じクラス!ねっ?羨ましい事でしょ?」
なにも言えなかった。
いつもは仁を有り得ない!って否定してダサカレって呼んでるのに、仁の名字を知ってる事と、そんな仁を好きな私を応援してくれる綾に、ただただ『ありがとう。』って伝えるしか出来なかった。
「ん?なにが?」
なんてとぼけてるけど、そんな綾だからきっと私はそばに居るんだと思う。
『綾大好き!!』
涙で霞む先には、照れくさそうに微笑む綾が映った。“お昼休みになったらちゃんと謝ろう。”
授業を受けながら仁の背中を見つめては、それを何回か呟いた。
『大丈夫、大丈夫…』
呪いのように呟いてると、先生に名前を呼ばれた。
『はい!』
「後ろだからって気を抜くなよ!?」
ニヤリと笑って黒板の問題を解くよう言われた。
葉瑠はその稀な人が羨むことをしてるの。」
『羨むこと…?』
コクリと頷き先を続けた。
「葉瑠は緒方と話が出来る、昼休みの間中ずっとそばに居れる。オマケに同じクラス!ねっ?羨ましい事でしょ?」
なにも言えなかった。
いつもは仁を有り得ない!って否定してダサカレって呼んでるのに、仁の名字を知ってる事と、そんな仁を好きな私を応援してくれる綾に、ただただ『ありがとう。』って伝えるしか出来なかった。
「ん?なにが?」
なんてとぼけてるけど、そんな綾だからきっと私はそばに居るんだと思う。
『綾大好き!!』
涙で霞む先には、照れくさそうに微笑む綾が映った。“お昼休みになったらちゃんと謝ろう。”
授業を受けながら仁の背中を見つめては、それを何回か呟いた。
『大丈夫、大丈夫…』
呪いのように呟いてると、先生に名前を呼ばれた。
『はい!』
「後ろだからって気を抜くなよ!?」
ニヤリと笑って黒板の問題を解くよう言われた。


