だって、私が仁と初めて会話をした日からなにも変わってないんだもの。
唯一変わったのは、柚樹が加わった事くらい。
『進展、って言うのは?』
逆に聞き返してしまうほど、何も変わってないって事なのかな?
「んー…前より距離が縮まったとか…」
『出会った日から一定の距離。』
「名前で呼び合うようになったとか…」
『“オマエ”って呼ばれてる』
「さりげなく好きな人の会話になったりとか…」
『そんな話しした事無い。』
「…本当に何も変わってないんだね。アンタ達」
『うー… 逆に距離の縮め方教えて欲しい…』
「恋ってさ、教わるものじゃないじゃん?」
突然真剣に話し始めた綾に、驚きつつも耳を傾けた。
「好きになって、目が合うだけでドキッとして、誰かと話してるの見て変に嫉妬したりして?
自然と相手の事を知りたい!!って。思わない?」
『…仁って、前髪長いでしょ?』
「うん」
『チラッと覗き見える程度だから、ドキッとした事ないし。
お互い変に一線引いてて、ちょっとした会話の中から、コレ好きなんだろうなぁ…って言うのは拾えるけど、ドキドキって言うより今はモヤモヤかな?』
「モヤモヤ…」
唯一変わったのは、柚樹が加わった事くらい。
『進展、って言うのは?』
逆に聞き返してしまうほど、何も変わってないって事なのかな?
「んー…前より距離が縮まったとか…」
『出会った日から一定の距離。』
「名前で呼び合うようになったとか…」
『“オマエ”って呼ばれてる』
「さりげなく好きな人の会話になったりとか…」
『そんな話しした事無い。』
「…本当に何も変わってないんだね。アンタ達」
『うー… 逆に距離の縮め方教えて欲しい…』
「恋ってさ、教わるものじゃないじゃん?」
突然真剣に話し始めた綾に、驚きつつも耳を傾けた。
「好きになって、目が合うだけでドキッとして、誰かと話してるの見て変に嫉妬したりして?
自然と相手の事を知りたい!!って。思わない?」
『…仁って、前髪長いでしょ?』
「うん」
『チラッと覗き見える程度だから、ドキッとした事ないし。
お互い変に一線引いてて、ちょっとした会話の中から、コレ好きなんだろうなぁ…って言うのは拾えるけど、ドキドキって言うより今はモヤモヤかな?』
「モヤモヤ…」


