それがキッカケで話をするようになり、気づくとおじいちゃんを好きになっていて、好きと言えないまま時間だけが過ぎていった。
「おじいちゃんの気持ちが分からなくて、潔く振られてみようか!って思いながらも結局言えなくて」
そんな時、クリスマスに桜木の下に来て欲しいと言われ、雪が降る中おじいちゃんが来るのをずっと待っていたという。
暗い校庭で待っていると、息を切らせたおじいちゃんが現れ見せたいモノがあるからとおばあちゃんを残し、校舎に行ってしまったと言う。
『なにそれ!』
「そうしたら急に辺りが明るくなって、見上げた桜の木がピカッピカッって……あの光景は今でも忘れない」
『綺麗だったんだ』
「とっても綺麗だった」
そして戻ってきたおじいちゃんは、照れながらも「さくらさんが好きです。僕があなたを死ぬまで守ります!結婚してください!!」といった。
「答えは“はい”しか用意してなくてね?」
『それで今に至るって感じ?』
「一度は別れたんだけれど、偶然出逢って、この人が結婚相手ねって。直感って怖いわね」
微笑むと、ケーキを一口食べた。
あっという間にイブが終わり、片付けを済ませ部屋に戻ると、色んな意味で胸がいっぱいな中、眠りについた────
「おじいちゃんの気持ちが分からなくて、潔く振られてみようか!って思いながらも結局言えなくて」
そんな時、クリスマスに桜木の下に来て欲しいと言われ、雪が降る中おじいちゃんが来るのをずっと待っていたという。
暗い校庭で待っていると、息を切らせたおじいちゃんが現れ見せたいモノがあるからとおばあちゃんを残し、校舎に行ってしまったと言う。
『なにそれ!』
「そうしたら急に辺りが明るくなって、見上げた桜の木がピカッピカッって……あの光景は今でも忘れない」
『綺麗だったんだ』
「とっても綺麗だった」
そして戻ってきたおじいちゃんは、照れながらも「さくらさんが好きです。僕があなたを死ぬまで守ります!結婚してください!!」といった。
「答えは“はい”しか用意してなくてね?」
『それで今に至るって感じ?』
「一度は別れたんだけれど、偶然出逢って、この人が結婚相手ねって。直感って怖いわね」
微笑むと、ケーキを一口食べた。
あっという間にイブが終わり、片付けを済ませ部屋に戻ると、色んな意味で胸がいっぱいな中、眠りについた────