『そうだ、柚樹どうしてた?』
「葉瑠と別れたあと、緒方が来て、葉瑠を探しに行ったから見に行ったら、階段に座ってずっと泣いてた。」
『……そう』
「何があったの?って訊いても、俺が悪いんだ、葉瑠に嫌われたーって。あんな柚樹初めてみた」
『私も……』
「何があったのか知らないけど、話すなら少し落ち着いてからの方がいいよ?筋肉痛もあるしさ?」
『うん』
それから一週間が経ち、返事が来ないのを覚悟で柚樹にメールを送った。来てくれるかはわからないけど“近くの公園で待ってるから、良かったら来て?”と送りベンチに座り待つことにした。
刻々と時間だけが過ぎ、日が照る時刻になっても、柚樹からの返事も姿も無かった。
メールや電話で済むような話ならまだ笑えたのに。どんな顔で最初になんて声を掛けよう?
それ以前に、来てくれるかな?
「葉瑠!」って笑顔で声を掛けてもらえることは、もう、無いのかな?
「葉瑠と別れたあと、緒方が来て、葉瑠を探しに行ったから見に行ったら、階段に座ってずっと泣いてた。」
『……そう』
「何があったの?って訊いても、俺が悪いんだ、葉瑠に嫌われたーって。あんな柚樹初めてみた」
『私も……』
「何があったのか知らないけど、話すなら少し落ち着いてからの方がいいよ?筋肉痛もあるしさ?」
『うん』
それから一週間が経ち、返事が来ないのを覚悟で柚樹にメールを送った。来てくれるかはわからないけど“近くの公園で待ってるから、良かったら来て?”と送りベンチに座り待つことにした。
刻々と時間だけが過ぎ、日が照る時刻になっても、柚樹からの返事も姿も無かった。
メールや電話で済むような話ならまだ笑えたのに。どんな顔で最初になんて声を掛けよう?
それ以前に、来てくれるかな?
「葉瑠!」って笑顔で声を掛けてもらえることは、もう、無いのかな?


