重苦しい空気のなか、仁が「帰るわ」と立ち上がったのを見て、玄関まで見送りに出ると「おじゃましました」と言い目も合わせずに行ってしまった。
暫く玄関に座り、さっきの自分の言葉を思い返し、気づけば玄関を飛び出し仁の背中を追いかけていた。
『ダメだ…』
今なら間に合う、仁にもう一度謝って、場所を変えてもらおう!そう想っていたのに、仁を呼び止め顔を見た瞬間、頭が真っ白になった。
『どうしよう…』
俯きながら、さっきまで考えていた“やるべきこと”を必死に思い出そうとしていた。
「大丈夫か?」
目の前に誰かの靴が見え、顔を上げると仁が私を見下ろしていた。
『ごめんなさいって…言いに来たの』
「なんで?」
『行きたい場所、変えてもらおうと思って』
「そっか……」
暫く沈黙が続いた。
裁判の判決を待ってるみたいだった。すべて仁の言葉で決まる。
行くも行かないも仁の言葉次第…
「俺…、自分の過去嫌いなんだ」
沈黙を破る言葉がそれだった。
暫く玄関に座り、さっきの自分の言葉を思い返し、気づけば玄関を飛び出し仁の背中を追いかけていた。
『ダメだ…』
今なら間に合う、仁にもう一度謝って、場所を変えてもらおう!そう想っていたのに、仁を呼び止め顔を見た瞬間、頭が真っ白になった。
『どうしよう…』
俯きながら、さっきまで考えていた“やるべきこと”を必死に思い出そうとしていた。
「大丈夫か?」
目の前に誰かの靴が見え、顔を上げると仁が私を見下ろしていた。
『ごめんなさいって…言いに来たの』
「なんで?」
『行きたい場所、変えてもらおうと思って』
「そっか……」
暫く沈黙が続いた。
裁判の判決を待ってるみたいだった。すべて仁の言葉で決まる。
行くも行かないも仁の言葉次第…
「俺…、自分の過去嫌いなんだ」
沈黙を破る言葉がそれだった。


