きっちり問題を解き席に戻ると、高橋が「おかしいよなぁ」と呟いていた。それが気になり授業に集中出来ないまま、時間だけが過ぎて行く中、ノートを取るので精一杯だった。
『終わった…』
机に突っ伏してると、ケータイが震えた。
見ると仁からだった。【あとでノート貸して】とそれだけの文に、ワクワクした。【分かった、帰りに渡すね?】と返すと、タイミングよく綾が来た。
『どうしたの?』
抱きついてきた綾にバレないよう、ケータイをポケットにしまった。
「高橋になにか言われてなかった?」
『あぁ、なんか呟いてたけど』
「それならいいんだけど。じゃあ、そろそろ行こうかな?」
『どこに?』
「双子の所!!柚樹をからかいに」
イタズラな笑みを浮かべる綾は、「また後で」と教室を出た。
綾もいなくなり、仁もいない教室でこの時間をどう使おうか悩み、さっきの高橋に邪魔され出来なかった問題を解き暇を潰すことにした。
『終わった…』
机に突っ伏してると、ケータイが震えた。
見ると仁からだった。【あとでノート貸して】とそれだけの文に、ワクワクした。【分かった、帰りに渡すね?】と返すと、タイミングよく綾が来た。
『どうしたの?』
抱きついてきた綾にバレないよう、ケータイをポケットにしまった。
「高橋になにか言われてなかった?」
『あぁ、なんか呟いてたけど』
「それならいいんだけど。じゃあ、そろそろ行こうかな?」
『どこに?』
「双子の所!!柚樹をからかいに」
イタズラな笑みを浮かべる綾は、「また後で」と教室を出た。
綾もいなくなり、仁もいない教室でこの時間をどう使おうか悩み、さっきの高橋に邪魔され出来なかった問題を解き暇を潰すことにした。


