「葉瑠、ごめんね? お母さん少し急ぎ過ぎたみたい。」
私の隣に座り、肩を抱くと、優しい声が降ってきた。
「葉瑠は今幸せ?」
『わからない……』
「そっか。お母さんはね、葉瑠が生まれてきた日からずっと幸せなの。
葉瑠との時間が無くなってしまっても、寂しい思いをさせてると分かっていても、仕事に復帰したかった。
身勝手だって、ワガママだって自分でも思うけど、やっぱり幸せだなって。葉瑠の気持ち聞けて、すごく嬉しかった」
お母さんは仕事に行く時間をずらし、私が泣き止むまでそばに居てくれた。──その後仕事へ向かう母を見送り、部屋に入ると、束の間の眠りについた。
アラーム音で目を覚ますと、しばらく起きあがれなかった。眠気と戦いようやく起きると、洗面台の鏡で瞼の腫れをチェックした。
『やっぱり腫れてる……ずっと下向いてようかな?』
一人鏡に向かって話したように、少し目を伏せて過ごした。
『いってきます』
家をでた時耳にイヤホンをはめ、仁に教えてもらった洋楽を流して歩いた。
私の隣に座り、肩を抱くと、優しい声が降ってきた。
「葉瑠は今幸せ?」
『わからない……』
「そっか。お母さんはね、葉瑠が生まれてきた日からずっと幸せなの。
葉瑠との時間が無くなってしまっても、寂しい思いをさせてると分かっていても、仕事に復帰したかった。
身勝手だって、ワガママだって自分でも思うけど、やっぱり幸せだなって。葉瑠の気持ち聞けて、すごく嬉しかった」
お母さんは仕事に行く時間をずらし、私が泣き止むまでそばに居てくれた。──その後仕事へ向かう母を見送り、部屋に入ると、束の間の眠りについた。
アラーム音で目を覚ますと、しばらく起きあがれなかった。眠気と戦いようやく起きると、洗面台の鏡で瞼の腫れをチェックした。
『やっぱり腫れてる……ずっと下向いてようかな?』
一人鏡に向かって話したように、少し目を伏せて過ごした。
『いってきます』
家をでた時耳にイヤホンをはめ、仁に教えてもらった洋楽を流して歩いた。


