誰よりも!!


「…」


無言だった。

慎一くん、

何やってるんだ!?


えーい

入っちゃえ!


夏美は

慎一の部屋の

ドアを開けた。


そしたら、

寝てた。


相当、

疲れてたんだね…


「な…つー…み

す…きだよ…」


今、私の名前

寝言で言った?

しかも、

好きって…

きっと、

違う人のことだよね…