《短編》夏のある日。

すると緑はそっと私にキスをした。
それは昼にしたのと比べものにならないくらい。
優しくて。

吸い込まれそうになる。

「っ……」

唇が離れると目の前がぼやけてきた。

「緑…ありが…とう…」

だんだん緑が見えなくなる。


薄れる意識のなか耳元で緑が呟いた。