「私、きっと駄目なんだ」


私ね、駄目なんだよ。
だから浮気されたの。

可愛くもないし、
女の子らしくないし、
気も利かないし、

だから、駄目なんだよ。


そう言う私を、
仁はじっと聞いてくれた。