恋色模様

「私にそっくりだとは限らないよ?私はお母さんににてるっていわれるし」

「そっか…でもみたい!!」

かわいいなぁ…彩愛は。

私も、もっと素直だったら、私の未来はもっと違うものだったかな?

教えてよ…光輝…。

「あっ!!先生呼んでるよ。いくよ!麗!!」

「うん…」

光輝の事を思い出すと、今でも胸が痛むよ。

でもね、このさき私のこの胸の痛みは癒えることはないんだよ。

だって…あんなに好きだったんだもん。

光輝の事が。

「れーいっ!」

「!?」

「どうしたの?今日ずっと上の空だよ?ねぇ、託也?」

「うん、元気ないよ?」

「ごめんねっ……なんか…今日……わたっ……し」

「麗!?なんっ…どうした?よかったら私に話して?」