恋色模様

視界が涙で歪む。

「遠慮なんていらないよ!!」

「相談ならいつでもスタンバイしてるよ!(笑)」

「聖奈…謙…」

「私ね、忘れられない人がいるの…」

さっき陽向に話したことをみんなに言った。

「……光輝は…私をかばって……っ…命をっ…たってしまったの…私っ「もういいよ?」

彩愛が話を遮った。

「辛かったんだよね?麗は今までよくがんばったよ」

「うん、聖奈もそう思うよっ」

「みんなぁ…」

「もー。みずくせぇよ★」

彩愛が私を抱きしめた。

その上からみんなが抱きしめてくれた。

陽向は私の方を見て、口パクで私に"よくできました"と言った。

陽向………

私は"ありがと"と、口パクで返した。

みんながいてくれなかったらきっとこれから先、光輝の事乗り越えれなかったかもしれない。ありがとね。

みんな大好きだよ。