朝起きるとニッツーの姿はなかった。

サイドテーブルの上に置き手紙があった。


『楽しかったわ。
代金は飲食代分ってことでサービスしてあげる。

一時の夢が欲しくなったらまた来てね!』


手紙を読んで微笑むと、身支度を整える。

彼女の甘い香りの残る部屋を後にした。