『オイ…"麻里"っ…て…』

『西…村……!?』

柏倉が悦びながら屍体の顔を俺らに見せた。

…長めの金髪に、端正な顔立ち。


間違いない。

同じクラスの西村麻里。

いつもの濃いめの化粧は、血で塗りたくられていた。

『マ…ジ…かよ…』

『ま…麻里ぃいぃいぃ!!!!!!』

上沢が叫びながら近付こうとするのを、必死に止めた。

『待て!!!ダメだ!!落ち着け!!!』

『…ほぅら、皆君の美貌に騒いでいるよ…』

柏倉は、ギラリとナイフを輝かせた。

そして西村のスカートを八つ裂きにする。

『はぁ…はぁ…かわいいよ…麻里…』

『…っやめろ!!』