「今日、友達に聞いただけ。その‥裕子さんの事‥」


「ふーん‥」


「姫子ちゃんを襲ったのもきっとその女だよ」



やっぱりか‥

って‥‥



「どうして涼くん、その事‥?」


「蕾斗から連絡があったんだ。“この辺に住んでて、姫子に恨みのありそうな奴探せ”って

姫子ちゃんに恨みがあるっていえば、蕾斗ファンだろ?そこから絞ったんだ」



蕾斗が自分の部屋に戻った時に連絡したのかな‥?



「余計な事べらべら喋ってんなよ‥」



あ‥‥



「蕾斗、照れてる」



蕾斗の表情を見て思わず言葉が出ちゃったんだけど‥

この言葉を聞いてますます真っ赤になってしまった。


その様子を見て堪え切れなくなり吹き出す涼くん‥



「姫子、お前この場で犯してやろうか‥?」



あ‥、
目がマジだ‥。



「だっ‥だって蕾斗が‥真っ赤だったから‥」



焦って弁解しても遅かった。



「家に帰ったら、夜が楽しみだな♪」



“夜が”の部分を強調させて喋る蕾斗に思わず真っ赤になってしまった。