「お前がどうしても気になるなら、俺は芸能界引退するけど‥?」
‥‥‥どうして蕾斗はいつもこんなに優しいんだろう?
こんなに優しくされちゃうと‥
「ばーか‥なに泣いてんだよ‥」
涙が出ちゃうよ‥。
「おいで」
そう言って腕を広げる蕾斗。
私は素直に蕾斗の腕の中に飛び込んだ。
「今日はやけに素直じゃん‥」
意地悪な言葉とは裏腹に頭を優しく撫でてくれる蕾斗の手が心地いい‥。
「蕾斗‥芸能界引退しないで‥?歌手、辞めないで‥?」
「お前はそれでいいわけ‥?俺、お前が別れたいっつっても、別れないからな?」
「私だって別れたくないもん」
なんか今日の私、素直すぎかも‥
自分で言っててきもい‥
「クスッ‥素直なお前も可愛いじゃん」
またまた意地悪な表情でそう呟くと顔を近づけて‥
─ちゅ
軽いキス。
私が少しビックリしていると、
「なんだよ、付き合ってんだしキスくらいいいだろ?」
「う‥‥」
そうだよね‥
付き合ってんだもんね‥
「今はキスで辞めといてやるよ‥」
「え‥‥?」
「キスより先はお前の心の準備が出来るまでまっててやる‥
処女らしいしな?」
「う‥‥//」
処女だけど‥
改めて言われるとはずい‥
「よし、じゃ飯食い行くか?」
「うん♪」
蕾斗は私と落ち着いて話をするためにベッドに連れてきてくれたんだね‥。
私は蕾斗の“トクベツ”だって思ってもいいんだよね?


