「‥‥」


「‥‥」



ニコニコしてる涼くん。



えぇっと‥‥

なんでしょう??


この空気は‥‥?



「あの、今日はいったいどういったご用件で‥‥?」



只今、学校前では目立つと言うことで移動して何故か家に涼くんが来ています。

そして、キッチンにあるダイニングテーブルで向かい合ってるんだけど‥



「ん?どうって、姫の護衛じゃん」



「は‥ぃ‥??」



護衛って‥‥?



「ほら、姫子ちゃんと蕾斗の熱愛報道が出たじゃん?」



あぁ、やっぱり私の事だったんだ‥‥



「で、昨日の姫子ちゃんと蕾斗の写真がネットにあがってるんだよね」



苦笑しながら話す涼くん。


ネットってインターネットですよね?



「私の写真があがってるんですか?!」


「そうなんだよ。で、今情報化社会じゃん?」



情報化社会って‥



「だから、姫子ちゃんの学校とか本名があがってて‥」


「嘘っ?!」



それを言い終えると涼くんは、自らの携帯を慣れた手付きでインターネットに接続し、今回の報道が載ったページにアクセスして私に手渡してきた。



「んなの、姫子は見なくていいから」



私が恐る恐る携帯を受け取ろうとすると、その携帯を蕾斗がスッと奪いとった。



ムッ───


「なんで?見せてよ」



ってか、蕾斗いたんだ‥



「おい、涼。こんなの姫子に見せる必要ないだろ?」


あれっ、シカト?



「でも何処から情報入るかわかんないんだぜ?なら、今見てた方が‥「いいからっ」



涼くんの言葉を遮った蕾斗。



なんか‥

蕾斗キレてる?