──────…‥
───…‥
─…‥



「‥い‥風邪引くぞ?」



あれ‥
蕾斗‥?



「ん‥おは‥‥んんっ??」



あれ‥私、どうしてキスされてる‥?



「おはよ、姫子」



わ、爽やかスマイル‥



「これで、さっきのはチャラにしてやるよ」



う‥
そぉいうキスか‥



「いや〜、でも、姫子見てると飽きないよな?」


「‥‥?」



私が不思議な表情をしていると‥



「車ん中で思わず吹き出しちまったぜ‥」


「な‥‥」



やっぱり笑ってたんだっ!



「な、姫子?」


「なに?」



少し不貞腐れてみる‥



「俺の王子様見て惚れ直したろ?」


‥‥‥‥?



「‥なっ//何言って‥」



そりゃ、あの笑顔はかっこいいと思っちゃったけど‥



「私は、いつもの蕾斗の方が好き/」



ガバッ───



「わっ‥‥蕾斗?//」



突然私を抱き締めてくる蕾斗。

それも、すごく力強く‥



「可愛い事言ってんなよ‥//お前、犯すぞ?」



耳元で呟かれる甘い言葉。

ん?甘い?



「おっ犯す?!」



頭の中で呟かれた言葉の意味を理解した途端、慌てて蕾斗を押し退ける。

‥‥‥けど、



「あ‥」



顔真っ赤‥



「蕾斗‥」


「何も言うなっ//」



そして、再び私は蕾斗の胸の中。

その蕾斗の背中に私も手を回してみる。