「静かにって言ってるのに‥」



声を潜めながら呆れた表情で私をみる涼くん‥


なんか、ごめんなさい‥



「Raito‥あのっ」



そんな時、聞こえてきた裕子さんの声‥

蕾斗の突然の訪問に心底驚いているようだ。



「裕子さん‥あの子のために君が犯罪者になるなんて‥僕は悲しいよ‥」



(゚∀゚)



「あのっ、Raitoくん‥私はっ」


「裕子さん、気を確かに持って?僕、性格悪い女の子は嫌いなんだ‥裕子さんはそんなレベルの低い女じゃないよね?」



(゚∀゚)??


目を潤ませながら話す‥


らいと?


だよね‥?



「ぷはっ‥やっぱいつ見ても楽しいねー‥王子様蕾斗は‥っ‥」



声のトーンを落として笑いを堪える涼くん。


私は笑うというよりただその光景を唖然と見ていた。



「もちろんよ‥もう嫌がらせは辞めるわ」


「良かったぁ」



出た‥

王子スマイル‥



「じゃあ僕、仕事抜け出して来てるからまたね?」


「ええ♪お仕事頑張ってね?」


「うん!僕、ファンのみんながいたらいくらでも頑張れるよ♪じゃあね‥」



爽やかスマイルで立ち去る蕾斗‥。