──キーンコーンカーンコーン



よし、お昼だぁ!!



「姫、食堂行こっ♪」


「うん」



蕾斗、今ごろ何してるのかなぁ‥


ってなんで蕾斗の事なんか考えてんの‥?!



『ねー、聞いたぁ?!あのRaitoに熱愛報道だって!!』



どこからかそんな声がした。

Raitoに熱愛報道?!

あの蕾斗に‥?



「えっ?うそうそ〜?ちょーショックなんだけど〜」



なんて言いながらさっきの子達に話を聞きに行った苺。



「ったく‥
苺ってばミーハーなんだから」



呆れぎみの葵衣なんだけど‥

今は、Raitoの話が出ていつもみたいに平然を装うことが出来なくて‥



「は‥は‥そうだね‥」



適当に答える事しか出来なかった。