「…ほんとは…私…別世界からトリップしてきたんです。」

「「「は!?」」」

「何言ってるだよ。ちゃんとほんとのこといえよ。」

「ほんとのことだよ。信じられないなら信じなくていいよ。」

「…詳しく話してくれないか?」

「私もよくわからないんです。部屋で泣いてたら頭の中で声が聞こえて、それで光に包まれて、気が付いたらここに…」

「そういえば、さっき赤也の名前叫んでいたわよね?何か関係あるの?」

「…私がいた世界では、この世界は漫画なんです。」

「それに俺がでてんの?」

優はコクンと首を縦に振った。

「じゃあ、証拠見せてよ。それで信じてやるよ。」

「証拠…ん~あっ…プロフィールなら言える。」

「じゃあ、それ言ってみろよ。」