赤也side

部室から出てきた俺達(レギュラー陣)は、コートの周りにいた女子達に囲まれた。

「ねぇ、赤也君!!彼女いるんでしょ?」

ある女子の言葉をきいて、優のことだと思った。

「////」

「やっぱ、いるの!?」

「いや。いないっスよ。」

「な~んだ。よかった!じゃ、あたし達はいくね。」

女子達が去ったあと、優のところにいったら、またいなかった。

「ハァーまたか。」

ガラッ

教室には、神崎と楽しそうに話している優がいた。

「お前また勝手にいっただろ。先行くならメールしろよな。」

そう言いながら優の頭を撫でた。

「///さ、触んないで!!」

「はぁ?」

「ち、近くに来ないで///」

今までそんなことなかったのに……

優が下を向いた。

「……そうかよ。もう近寄んねぇよ!!」

「ぁ……」

優の声が微かに聞こえたけど無視して、今以上に席を離し、大きな音をたてて椅子に座った。

優と喧嘩しちまった……