「お前また勝手にいっただろ。先行くならメールしろよな。」

近付いてきた赤也が優の頭を撫でながらいった。

「///さ、触んないで!!」

「はぁ?」

「ち、近くに来ないで///」

真っ赤になった顔を隠すようにして下を向いた。

「……そうかよ。もう近寄んねぇよ!!」

「ぁ……」

赤也はキレて、今以上に席を離し、大きな音をたてて椅子に座った。

「あっちゃ~」

教室に戻ってきた美智留が頭を抱えながらいった。

少女と少年は初めて喧嘩をする……