「////」

赤也の方を見ると囲まれて顔を赤くした赤也の姿があった。

そしてその瞬間、優の目から、涙がツーと流れた。

「な…んで……」

優は赤也が照れているのをみて、逃げるようにして教室にいった。

ガラッ

「あっ、優。おは……な、なんで泣いてるの!?」

「え~と、目にゴミが入って……あはは」

「そんなわけないでしょ!!誰にも言わないから言ってみて!!」

「(信じないと……)……うん。……あのね、さっき女子達に囲まれて照れてた赤也を見てたら涙がでて……」

「……それって、切原に恋してるんじゃない?」

「恋?」

「もしかして恋したことないの?」

「うん……」

「そっか~。優は、きっと切原のことが好きなんだよ。応援するから頑張りなよ。」

「ありがとう……」

「あっ、ほら!切原来たよ。」

「優!!」

「頑張っ!」

そう言って美智留は教室をでていった。

少女は少年をみて涙を流した…