それをきいて赤也は黙ってしまった。

「…………………………………………無理っス……………」

「赤也?(黒)」

「ビクッ……無理なことは無理っスよ……」

ー優が泣いてるぞー

赤也の頭にシルフェの声が聞こえた。

「…優が泣いてる…」

「は?」

ガチャッ

ドアが開いて、優がでてきた。

「グズ……あ、かや…ひっく…」

幼い子供のように泣いて出て来た優。

「優!!ゴメンな!!」

「ふっく…ぅぅ…あ…か…や……うみゅ…」

優が赤也の腰に抱き着いた。

「よしよし…」

赤也が優の頭を撫でた。

「じゃあ、俺達もう寝るんで」

「あ、ああ。悪かったな。」

「いえ」

そして赤也達は部屋に戻っていった。

「「「???」」」

「何があったんだろう?」

「まあ、このことには触れないようにしとこう。」

「そうだな…」

少女はNo.1……